アオヤギさんたら読まずに食べた

暮らし、エンタメ、金、自己啓発、ときどき旅

2020-01-01から1年間の記事一覧

「恋つづ」に見る令和ラブコメのコレクトネス、あるいは安心安全なキュンの作り方

年末に一挙放送をしていた「恋はつづくよどこまでも」(通称恋つづ)を見ました。佐藤健・上白石萌音主演、少女漫画原作の実写化。sugarの施策もハマり、視聴率では「好調ドラマ」くらいですが、公式配信の再生数は「逃げるが恥だが役に立つ」を更新したほど…

「むこうぶち」6巻全話レビュー 生臭坊主・雅がいい味を出してる

むこうぶちに出てくるキャラは「カイにボコボコにされて破滅する」「カイにボコボコにされて準レギュラーになる」「カイにボコボコにされて麻雀から身を引く」のどれかになることが多いのですが、6巻に登場する生臭坊主の雅は「ボコボコにされて麻雀から身を…

「むこうぶち」5巻全話レビュー “いけすかないおじさん”のギャップ萌えを作る方法

「むこうぶち」の“1ページでおじさんの魅力を伝える”テクニックが痛感できる巻です。 33話 女衒打ち・2 34話 女衒打ち・3 35話 蛭・1 36話 蛭・2 37話 蛭・3 38話 蛭・4 39話 蛭・5 40話 花道・1 33話 女衒打ち・2 【打ってる人】深見とホステスさん/深見、…

「むこうぶち」4巻全話レビュー 実質ウテナ黒薔薇編の傑作エピソード「付け馬」

「付け馬」が大変いいです。 25話 荒野・3 26話 荒野・4 27話 荒野・5 28話 付け馬・1 29話 付け馬・2 30話 無尽・1 31話 無尽・2 32話 女衒打ち 25話 荒野・3 【打ってる人】江崎、カイ、劉、乾 【一言で言うと】江崎、かりそめのトップ カイの実力を見切っ…

「むこうぶち」3巻全話レビュー 巫藍子がよい

3巻は麻雀漫画としてはピンとこないことが多いのですが、カイの麻雀の妖精さん感が出ていてよいですね。 17話 流れ 18話 歪み 19話 巫藍子 20話 まがいもの・1 21話 まがいもの・2 22話 老兵 23話 荒野・1 24話 荒野・2 17話 流れ 【打ってる人】バカラ/巫…

「むこうぶち」2巻全話レビュー かわいそうな男・日蔭

「むこうぶちの全話レビューやってみようと思うんすよね…」と先輩に言ったら「俺はいいと思うけど誰が読むかな?」と言われました。そこは「俺はいいと思うからほかの誰が読まなくても俺が読むよ」と言ってほしかった。 9話 氷の男・2 10話 氷の男・3 11話 …

「むこうぶち」1巻全話レビュー

「むこうぶち 高レート裏麻雀列伝」(竹書房)という傑作麻雀漫画があります。傑作なのですが、なにぶん長期連載なので、「あの話っていつだったっけ?」とか、「あのキャラの初出いつごろだっけ?」とか、「こないだ再登場したあいつは昔どんな感じでカイ(…

「金魚妻」表題作の完成度の高さについて話したい

不倫漫画「金魚妻」の1巻が期間限定無料(12月13日まで)となっています。Netflixで篠原涼子主演で実写化が決まっており、そのプロモーションもかねての無料施策だと思います。この作品は2017年に発売されて以降、電子でものすごい勢いで売れました。「めち…

「燃ゆる女の肖像」が大傑作だった話

映画「燃ゆる女の肖像」が傑作でした。見て見て。 と話はここで終わってしまうのですが、一応あらすじをまとめておくと、舞台は18世紀のフランス、肖像画を描く画家の女性・マリアンヌは、孤島の屋敷に住む令嬢・エロイーズの結婚(見合い)のための肖像画を…

桂あいり先生「カラミざかり」の完結巻がすばらしかった

私はNTR漫画を(平均的な30代女性の中では)比較的よく読んでいる。今年の私的ホットトピックは桂あいり先生の「カラミざかり」が完結したことだ。 「カラミざかり」はメチャクチャ広告もまわっているので、読んだことはなくても目にしたことがある人は多い…

車なしで行く佐渡 「佐渡冬紀行」2泊3日で佐渡の観光地を巡る

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GoogleHomeとSwitchBotで間接照明を音声操作&自動化する

我が家ではGoogleHomeを使ってほとんどの照明が音声で操作できる。メイン照明はPhilips Hueを使っていて、「OK,Google.電気を消して(何%にして)」とすると照明がオンになる。リビングとキッチンは白い電球のモデルだが、寝室のほうはカラーのモデルなので…

SCRAP「ある幽霊船からの脱出(リバイバル公演)」脱出成功した感想

ここ1年ほど、リアル脱出ゲームによく行っている。会社の先輩(好き)が突然リアル脱出ゲームにドハマリし、頭数として時々呼んでもらっていたのをきっかけに、たまに自分でもチケットを買うようになった。 直近で行ったのは「ある幽霊船からの脱出(リバイ…

頭の中のモヤが晴れる瞬間があり、PayPayをインストールした

いろいろやりたいことはあるけれど、それ以上にできないことが多い。頭の中にふんわりとモヤがかかっているような感じで、「なんとなくできないな」という気持ちになっている。 私の場合はそれはiDeCoの申し込みだったり、資格試験の申し込みだったり、使っ…

イマジナリー実家概念

今年の8月、実家がなくなった。東京多摩地区のほうにある家族3人が過ごしていたマンション。けれどここ5年ほどは私も姉も外に出てしまっていて、母が1人で住んでいた。そしてその母も定年退職に伴うネクストステージとして1年~数年間海外に行くことになり、…

「暮らし」への複雑な思い 「暮らし」はいつだってバカにされ利用されてきたので

私は元汚部屋住人で、部屋の片づけをなんとか乗り越えた過去があります。いまは二人暮らしの家を少しずつ快適な状態が長いようにいろいろ工夫をしており、ニトリにいるときは無限の夢を感じていて幸せだし、ニトリで買ったフレグランスが帰宅してふわっとに…

歯医者の予約忘れへの傾向と対策

昔から「日付・時刻」に非常に弱く、過去何回か自分でも「なんでこうなってしまうんだ…」と思うようなミスをやらかしています。 人に言えるレベルのミスで言うと、大学生のときの「手伝いで同行することになった林間学校の出発日を一日完全に間違え、出発日…

食洗機が家に来て変わったこと

我が家に食洗機がきました。すべての有識者たちが「食洗機は大体の家庭において絶対買った方がいい」と言っていましたがマジでそうだった。 ●買った食洗機→パナソニックのプチ食洗(TCR4) ●一緒に買ったもの→分岐水栓、工具系、川口工器の食洗機台 現在我が…

“女性同士の連帯”の希望と幻想 『三つ編み』とトランス差別批判と

フィクションでもインターネットの世界でも、「女性同士の連帯」「女の友情」「シスターフッド」という言葉をよく見るようになった。これまで男性優位社会の中で描かれてきた「女の敵は女」「女は怖い」といった表現のカウンターだ。 こないだ読んだ『三つ編…