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食洗機が家に来て変わったこと

我が家に食洗機がきました。すべての有識者たちが「食洗機は大体の家庭において絶対買った方がいい」と言っていましたがマジでそうだった。

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●買った食洗機→パナソニックのプチ食洗(TCR4)

 

●一緒に買ったもの→分岐水栓、工具系、川口工器の食洗機台

現在我が家は二人暮らしで、ほぼ自炊はしません。ただ朝夜にコーヒーを飲んだりお茶を飲んだりはする。時々朝ごはんでパンを焼いたりする。料理は月に数回。月に1~2回くらい人が家に遊びに来ます。

……という状況なので、正直いうと、食洗機の恩恵というのはそんなに多くないんじゃないかなと思っていました。いわゆる「手で洗う方が早い」という範疇。電源がややとりづらいところにあるのもあって、「食洗機、そこまでいらないんじゃないかな……」とやや及び腰でした。

ただ今の家に引っ越してからだいたい1年くらいになるんですが、1年の間で6カ月くらい「食洗機欲しいな、いやいらないかも、いや欲しいな…」を繰り返しており、「それだけ悩んでるんだったらもう買ったほうがいいのでは?」というのを同居している恋人から提案され、クリスマスプレゼントに買ってもらいました(※最近は誕生日やクリスマスなどのめでたい日のプレゼントは家の中で必要そうなものを買いあうという方式でやっています)。

そして食洗機が家にやってきてから約2カ月、マ~~~~ジでご機嫌な日々を送っています。

 

●食洗機の(私的)本質

もともと私は皿洗いがすごく苦手で、過去何回も皿洗いを克服するべくさまざまな手段を試していました。

ao8l22.hatenablog.com

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上記のエントリでもさんざん「食洗機買え」と言われてましたが、実は実家には食洗機があって、それでも皿洗いが苦手だったんですよね。

なんでそんなことが起こっていたかというと、今思うと「食洗機がデカかったから」だと思います。

実家の食洗機はビルトインタイプで、4人家族用の大きさでした。このサイズだと、「朝ごはんと夕ごはんを家族3人で食べてその夜に洗う」みたいな運用はすごくしやすいんですが、この運用にした時点で「皿を溜める」というのが発生し、溜めた皿がケガレになるために触りたくないという感じになっているわけです(だいぶ適当に書いてます)。

皿洗いが苦手な人間として言いたいことは、苦手なのは「皿が溜まっている」という状況であり、そのステータスが一定期間続くことで「もうどうにでもな~れ」と洗うことを放棄したくなります。また変なところで貧乏性なので、「皿が5点しかないのに食洗機をまわすのはもったいないのかも?」と思いまわせなくなります。そういうふうに皿の溜まり状況とにらみあいを(勝手に)している間に、「皿洗ってよ!」と同居している家族からの怒られが発生し、皿洗いに対する負のフィードバックが発生します。

よかったのは、購入したのが「プチ食洗」ということ。それは家の広さとお値段的に考えての選択だったのですが、今思うとマジでプチのほうを買ってよかったです。

一応カタログスペック的には20点近くの食器が入るとされていますが、わりとすぐいっぱいになります。例えば夜にだらっと飲んだコーヒーカップとコーヒーの道具もろもろを入れるといっぱいになるんですね。いっぱいになったら罪悪感なくスイッチをオンにできます。(あとカタログ的には手洗いよりも水が3分の1程度節約されるとあるので、そういう意味でも罪悪感なくスイッチをオンにできます)

つまり皿を洗える人がよく言う「使ったらすぐ洗えば溜まらないのでは?」という状態が、労することなく達成できるのです。

 

最近は、

・朝にコーヒー飲む→飲み終わったらそのまま食洗機に入れてスイッチオンして出社

・夜にお茶とかたまに自炊する→終わったらそのまま食洗機に入れてスイッチオンして寝る(寝室とキッチンはそんなに近くないので音は気にならない)

という感じで過ごしています。シンクの中に食器がほとんどたまらないので、精神的ストレスがとても少ないです。

 

そして面白いのが、食器が簡単に洗えるとなると、自炊へのハードルがぐっと下がってきたということです。これまで自炊に対して気が進んでいなかったのは、その先にある「皿を洗う」という工程に対して拒否感があったのかもしれません。これまで本当に月1~2くらいでしたが、月4~6くらいに増えてきました(それでも一般的には少ないが)。

※でかい鍋などの大物は手洗いしています。ただ一人用の自炊だと食洗機に入るサイズの鍋やフライパンで済ましてしまうことが多し

 

食洗機を使っていて本当にうれしいのが、「自分がこれをやらなくていい」ということです。実際は皿をつめているのも終わったあとに回収しているのも自分なのですが、「洗う」という、時間にしたらたった5~10分の作業を、誰かに代わってもらっているような感覚になります。

家の中で各メンバーがいい感じに家事を分業できればそれは一番いいわけですが、実際はリソースやスキルの問題でなかなかできないということもあります(うちはそうです)。そうした場合、「自動でなんかやってくれる家電」という新しいパートナーを招き入れるというのがいい感じの折衷案で、だからよく「新三種の神器」としてドラム式洗濯乾燥機、ルンバ、食洗機が挙げられるのだなと実感しました(いずれも自動の家電で、なんらかの工程を「自分でやる」ことからスキップできるものですよね)。

また食洗機は使うのがとても簡単なので、「皿洗いが誰の仕事でもなくなる」というのがでかいポイントだと思います。普段生活しているとなんとなく「この家事はこの人の領分」というのが決まってきて、その人が仕事や私生活でつぶれるとそこが完全に詰まるんだけど、他の人が担当できなくて生活が荒れる…というのはあるあるなので、「ちょっとだけ頑張れば他の人が代われる」という状態ってすごくありがたいし心の余裕ができるな~~と思っています。

一人暮らしでキッチンが極狭の人(物理的に置くのが難しい。また狭いキッチンだとそもそも自炊を完全に捨ててる家も多い気がする)や、皿洗いで気持ちをリフレッシュできる人、物理的に動線などの相性が悪くて食洗機が置けない人などは導入しにくいのですが、そうでなければ飲み会を8~10回断って飲み会行ったつもり貯金(機能がやや制限されたタイプなら4.5万円くらいから導入可能)をして導入するとすごく生活がご機嫌になると思います。