アオヤギさんたら読まずに食べた

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2022-01-01から1年間の記事一覧

【クリスティー】「ポアロのクリスマス」クリスマスにはクリスティーはマジ

ポアロのクリスマス (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,村上 啓夫 早川書房 Amazon ダイヤモンドで一財産を築いた偏屈な老人シニオン・リーは、クリスマスに家族を集結させた。四人の息子とその妻、会ったことのない孫娘、過去の仕事仲間の息子……

【クリスティー】「パディントン発4時50分」“なにがなんだかわからない”を恋愛で読ませる剛腕

パディントン発4時50分 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,松下 祥子 早川書房 Amazon クリスマスを間近に控え、ロンドンに買い物に出ていたミセス・マギリカディは、帰りの列車の中で殺人を目撃する。現場はすれ違う列車の客室の中、男が女を締…

【クリスティー】「杉の柩」“愛しすぎない”ように――心を殺して愛する不幸

杉の柩 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,恩地 三保子 早川書房 Amazon 花のような娘メアリイが殺された。殺人の嫌疑をかけられているのはエリノア。エリノアは愛する男ロディーとの婚約を結んでいたが、メアリイと一目出会ったロディーは激し…

「君のクイズ」面白いのは物語なのか、クイズなのか?

君のクイズ 作者:小川 哲 朝日新聞出版 Amazon 生放送のテレビクイズ番組「Q-1グランプリ」の決勝。クイズ研出身者のクイズプレイヤー三島は、現役東大医学部にして「万物を記憶した絶対的王者」のキャッチフレーズをもつ本庄絆と対決していた。七問先取した…

「塩と運命の皇后」語られなかったものたちの語りを収集する、歴史ファンタジー

塩と運命の皇后 (集英社文庫) 作者:ニー・ヴォ,金子 ゆき子 集英社 Amazon 「塩と運命の皇后」「虎が山から下りるとき」の中編2本を収録。どちらも歴史を収集する聖職者「チー」が、語られなかった歴史、一方からしか伝わっていなかった歴史の語り手と出会う…

国葬とカギカッコ

安倍晋三元首相の葬儀に関して、「国葬」が行われる見込みです。このニュースが出たタイミングからずっと、各社ニュースのカギカッコの使い方が気になっていました。カギカッコは通常、会話、引用、強調、タイトル名、注意を求める語句を表すために使われま…

「犬王」感想

「犬王」2022年5月28日公開。 時は室町。いまだに北朝と南朝が分裂する中、南朝の権力者は皇位継承者の証として三種の神器を求め、かつて平家とともに沈んだ草薙剣を探させた。壇ノ浦に住む漁夫の家族に金を積み、沈んだ草薙剣を探し出させるが、平家の呪い…

「ハケンアニメ!」感想

「ハケンアニメ!」2022年5月20日公開。 「天才」と呼ばれるアニメ監督・王子千晴の作品に心を動かされ、アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳。7年後、彼女は初めての監督作にしてオリジナルアニメーション「サウンドバック」を担当する。そのアニメがかかる土曜17…

「マイスモールランド」感想

「マイスモールランド」2022年5月6日公開。 日本で暮らすクルド人2世の17歳の少女、サーリャ。彼女は約10年前に、国と妻を失った父に連れられ日本へとやってきた。サーリャはクルド語と日本語を話せるが、父は日本語はネイティブではなく、妹と弟は逆に日本…

TL好きに聞いた「このティーンズラブがすごい!」2021

「TL(ティーンズラブ)好きに今年のおすすめを聞きたい!!!!」という気持ちが生まれ、2021年末から2022年にかけてGoogleフォームを使っておすすめを募集しました。49近くのおすすめをいただきましたのでブログで共有します。 ティーンズラブはさまざまな…

サイゼリヤとTwitterの「ある法則」

Twitterでサイゼリヤが盛り上がっている。全く関係はないと思うが株価も上がっている。 今回サイゼリヤがTwitterで盛り上がった原因は大きくふたつあり、ひとつが1月19日にriokaさん(@moorioka)が投稿した「おてんばだった幼なじみとサイゼリ●でデートして…

【映画感想戦】「見知らぬ乗客」「ローマの休日」Radiotalk書き起こし

最近見た映画の感想戦を家族とやるPodcastをやっています。 open.spotify.com 10分くらいのPodcastですが、書き起こしを作成してみました! 文字で読みたい派の人はこちらでどうぞ。Aが青柳、Uが家族(夫)です。 A:夫と2人で、2022 年から「映画を1日1本見…