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31歳で免許合宿に行ってきた話

Twitterでちょいちょい書いていたのですが、10月に入ってから免許合宿(通いじゃなくて合宿で運転免許をとるやつ)をやっていました。AT普通自動車免許。今日無事に卒業できたのでブログを書くよ! 卒検に一回落ちたので最短スケジュール+1日での卒業です。

 

なんで取ろうと思ったのか&なんでこれまで取ってなかったのか

よく「大学生の時に免許とっておけ」と言うじゃないですか。私もまあヤッテミッカ…と大学一年のときに地元の教習所に申し込んだのですが、めんどくさがりと先送りがやばい爆発を起こし、一回も授業を受けないまま(技能も学科も)教習所の期間が終わるということをやらかしていました。「もしかして私って免許取る才能ないか?」と疑って、まあ近いうちに自動運転が一般化するのに賭けよう…と10年くらい過ごしていました。

自動運転技術の進歩はすごくて、高速など一部の道路ではある程度の自動運転が可能で、一般販売されるところまではきているのですが、マジのスキルがない人が自動運転の恩恵にあずかれる日はまだ+10年はかかるかな〜という感じ(もっとかかるかな…?)。

都内に住んでいるので日常生活で車を使うことはなく、夫も免許を持っていないのですが、山とか島とかに旅行にいくと免許がないとかなり大変だな〜と思うことが多く、免許ほしいな〜とここ数年ふんわり思っていました。

通いは上記の理由で相当大変そう、じゃあ合宿だ、というところなのですが、合宿は最短でも14日間くらい、会社員だとなかなか難しいです。という中で、退職の有休消化期間があるじゃん!となり、そこに滑り込みました。

 

合宿所選び、意外な落とし穴

自動車学校(教習所)選びはクチコミが命で、さまざまなポータルサイトを見比べるのが常識になっていると思います。18〜22歳だと安さも大事な要素だが、一応社会人なので価格よりもクチコミを優先しました。

ここでめっちゃ想定外だったのが、クチコミ上位の自動車学校は年齢制限をもうけている場合が多いということ!!!それが29歳までのところが多く、いいな〜と申し込んだら「お客様の年齢では申し込みができません」と返事がかえってきたりしました。料金が高くなるとかじゃなくてそもそも入れてもらえないのか!と衝撃を受けた。

今年、自動車学校は全国的に忙しい状況が続いているようです。コロナの影響で定員を減らしている場合もあれば、コロナの影響で大学が休みになったりオンラインになったりしたことで時間を調整して免許を取得する人が増えている場合もあるらしい。年齢制限はそうした定員への対応策なのかも…と思いつつ、まあなんかトラブル防止というのもあるかもしれない。同じくらいの年齢の人が集まっていたほうが仲良くなりやすいだろうし……(遠い目)。

で、評判がよくて、31歳を受け入れてくれて、東京からの生徒も受け入れていて、スケジュールの希望があって、天気がよさそうで、宿泊施設が学校敷地内にあって(ホテル送迎などではない)、まあせっかくだから頑張れば観光も行けるといいのでこれまで行ったことない県で…ということで、岡山まで行ってきました! 基本的に西日本の人が受けに来るらしくて、期間中何回も「東京から!?」と言われ、そのたびに年齢の話をしていた。ちなみに同日に入校した人は私入れて8人いて全員女性、私のぞき全員20〜22くらいでした。

 

コロナ禍の教習どうなってるの

毎日検温(非接触のモニターで測るやつ、37℃超えたら帰らされるらしい)で体調を一応管理しつつ、技能(実際に車に乗るやつ)はマスクつけっぱなし、学科はオンラインでした。

このオンライン学科↓↓の仕組みがすごかった。

DON!DON!ドライブ | FOREST Hunting One

南福岡自動車学校というところとアニメーション作家の会社が組んで作った学科ビデオで、かなりバラエティ寄りの内容。さまざまな自動車学校で採用されているらしく、ビデオを共通部分とし、プラスして各自動車学校の教官が捕捉的に授業をした録画を閲覧します(Zoomかパワポのプレゼンモードか、そんな感じの画面)。

24時間いつでも視聴することができます。そんなんクリックだけして見ないやつおるでしょ…となるところですが、入校時に顔写真を登録して、視聴中に何回か認証が入ります。そこで一定時間認証ができなければ終了で最初から見直し。またバックグラウンドで1分間に1回撮影されていて、明らかに視聴していない状態が続いていると視聴取り消しになってまた最初から見直しになります。

学科を受けるタイミングを自分で決められるのが超ありがたかった。おかげで持っていった仕事とかやりたいこともそこそこ手をつけられました。これがどの教習所でも一般的になれば、デスクワーク中心の仕事とか予定の調整をつけやすい仕事の人は働きながらでも合宿いけるかも…とちょっと思いました(学科を詰め込んで受けなきゃいけない日とか、技能がけっこう多くて時間がばらついている日もあるので、4日くらいは有給などで調整しなきゃいけない感じはするので、基本は大変だけど、調整できれば不可能ではない…くらいのやつです)

しかしオンライン学科のコンテンツ、仕組み自体はめっちゃありがたかったけど、内容(学科の説明以外のエンタメ部分)はウ〜〜ムと思うところも多かったです。この話はまたいつか……。

 

人間関係

20代ばかりのところに30代が突入しても大丈夫か…と思いましたが、今回はグループで来ている人2組、1人で来ている人3人で、「みんなで一緒に行動」という感じじゃなかったのでよかった。すれ違ったらちょっと喋ったり立ち話したり、隣のチームの会社の人くらいの距離感で過ごしてもらえました(伝わるかな…)。あとまあ年齢は言わなければよくわからないので基本同年代みたいな感じで混ぜてもらっていました。最終日に年齢を言ったら「平成2年生まれ!?となりました」と言われた。いまやもう平成2ケタが驚かれる時代や!

学科を対面でやってたときは学科のコマがずっと一緒だったり、カラオケとか卓球とかを開放していたりしていたので(※そのへんの施設内集団娯楽部屋は全部使用禁止)、みんなすごい仲良くなってたそうです。正直そのときに行かなくてありがたかった!(そういう感じだと部屋引きこもって仕事とかやっておきたいことをやるのに疎外感を覚えるようになってそう)。

 

卒検

落ちた。Twitterで嘆いていたら続々と「私も卒検落ちたので大丈夫ですよ!」という励ましのおたよりをもらい、本当に心強かったです。いつか卒検落ちた人アンソロ作ろうな!(※作らない)

合宿だと各検定に落ちると補習などが発生する関係上、延泊になります。なのでプラス1日泊まって、翌日受け直し、無事合格をもらって新幹線の中でブログを書いてます(今ここ)。

 

あってよかったもの

2週間家を離れるのがほぼ初の体験なので、これ持っていってよかった〜というのを貼ってこのエントリを終わりにしようかと思います!

 

ティーバッグのお茶。宿泊施設の共用部分にティファール電気ケトルがあったので、毎日飲んでいました。あたたかいものを飲まないと体がしんどい。

 

お茶を無限に(※無限ではない)入れるためのタンブラーマグ。これは退社の際にチームの人からおつかれさまでしたとプレゼントしてもらったもので、さっそく大大大活躍しました。渡される時に「タンブラーは人の生活に侵入しすぎないからいいかなと…」と言ってもらったのですが、めちゃくちゃ生活の中心となりました。大感謝……。

 

宿泊施設は洗濯機・乾燥機が無料で使えるところでして、ジェルボールの洗剤を家からジップロックに入れて何個か持っていきました。計量しなくていい、漏れた時のダメージが少ないなど、どっかに持っていくために作られたような商品であった。

 

あとはホテルとかにある使い捨てのスリッパを、ビジネスホテルに泊まった時に持って帰っていたんですが、非常に便利でした。捨てて帰ってこれるのがよい。

 

なんやかんやであっという間の14+1日で、ぴよぴよだけど運転できるようになってよかったです。定期的に乗りたいな〜と思っており、都内から初心者でもいけるおすすめのドライブスポットなどあれば教えてくれると喜びます!