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6日目 クソデカ道路を渡って散歩に行き、大阪(イデア)に出会う

ao8l22.hatenablog.com

エジプトの交通事情はすごい。片側3〜5車線くらいの広い道路に、車線変更しまくりでマリオカートのように車が走る。信号はほとんどない。そしてそんな道路を人間がスイスイ〜〜と横切っていく。東名高速くらいの広さと速度で走ってる道でもおかまいなくスイスイ〜〜と横断する。エジプトの運転と歩行者の通行は、アイコンタクト、ジェスチャー、クラクション、時々喧嘩で成り立っている。
大きな道路から一本はいると、今度は路上駐車がすごい。駐車場という概念がないので道路の両脇・真ん中に車が容赦なく止まっており、実質一車線になった道をスイスイ〜と車・バイク・人間が通っていく。教習所に通っていたときに「車体感覚、わからねえ〜!!」と思ったけど、エジプト市民の車体感覚は優れすぎていると思う。
そんな状況で旅行者をやっていると、でかい道の先にいけない、ということがある。なにせ信号がないのだ。狭い道・交通量が比較的少ない道なら横断できるが、大通りになると可能不可能の前にだいぶひよってしまう。

 

 

6日目はモカッタムの母・姉のところに。モカッタムは(現在拠点にしている)マーディーよりも下町っぽい賑わいのある街。姉が夕飯を作ってくれるというのに甘えたのと、今回のエジプト行きの目的のひとつである「母とおしゃべりする」というのを叶えたくて遊びに行った。Uberにひとりで乗る。3回めくらいだが、やっぱり緊張する。


母姉宅に到着。母は依然体調がよくないが、久しぶりに対面でおしゃべり。会社を辞めることになったいきさつや、次の働き場所について話す。母は「転職するのやめてエジプトに来ちゃいなよ〜」と適当なことを言う。エジプトで適当になったのではなく、日本にいるときからこういう適当さがあり、それにイライラするときも救われるときもある。
いったん落ち着いたあと近くのスーパーに買い物に。歩いて10-15分くらいの場所だが、先述のとおりの通行事情のため、めちゃくちゃ緊張する。中でもそこそこ交通量のあるクソデカ通りを横断する際には、ひとりでは全然無理で、姉に引っ張ってもらって渡りきった。

道中姉が服屋に連れていってくれる。「私はイエベ秋なんだけど、エジプトにはブルベの服ばっかあるんだよね…」確かに!!!パキッとした色合い、ツルッサラッ感の素材が多く、生成りの服が全然ない。
そんな中、パーソナルカラーはわからないが、めちゃくちゃ大阪のおばちゃん(概念)の服を見かけてほっこりした。

大阪(概念)

 

通行料が少ない道に入る。ほっとする。
エジプトの建物は外観がデコラティブでかわいい。もちろんぼろい建物が多いし、断水やエレベーター故障はしょっちゅうらしいのだが、普通の住む場所がこんな感じだとたのしい。日本のマンションやビルは基本つるっとしてて、観光地はともかく、住宅街や繁華街の景観という意味ではどんどんつまらなくなっているように思う。かといって和モダンとか和モチーフがいまの日本人のセンスに近いかと言うとまた違うんだけど。

築何年かはわからないが、かわいい

異国の地でひっそりと存在していたFUJIFILM

通行にエネルギーを使い果たすので、ちょっとの外出でどっと疲れてしまう。
姉が超絶おいしい野菜スープとローストチキンwithモロヘイヤスープ、エジプトのビールSTELLA(エジプトの人たちはあんまりアルコールをとらないが、ラマダン期間はさらに店からアルコールが消えるので、酒があると闇市でゲットした気分になる)、それからデーツのおかしとハイビスカスティーをもらう。

デーツのおかし

気持ちとしては闇ビール

日本インターネットで鈴木敏夫に関するスクープが話題になっていて、思わず押井守「誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版」をポチって読み始める。

 

 

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