アオヤギさんたら読まずに食べた

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10日目 ピラミッドでカモ観光客となりラクダに乗る

朝方に夫が到着。長時間フライトでどうなるかな~と思い初日はゆったりめの予定にしていたが、夫はアドレナリンもあり相当元気。1時間程度仮眠を取ったあと、ピラミッドエリアに向かうぞ!!ということになった。

ピラミッドエリアの入場料は年々上がっていて、エリア入場料が240EGP、クフ王が440EGP、カフラー王が100EGP、Tomb of Queen Meresankh III(メレスアンク3世—カフラーの妻—のお墓)が50EGP。さてどう回るかな…と思ったら、さっそくガイドに捕まる。せっかくだからもう開き直ってカモコースになろう!!ということで、案内をお願いする。

で、クフ王は今混んでるから…ということで最初に連れてかれたのがTomb of Queen Meresankh III。これが、「えっ、そんなとこまで行くんすか?」というくらい外れにある。しかも道中謎のおじちゃんがスーッと近寄ってきて、そのおじちゃんがたぶん施設の管理人で、鍵を開けてくれるというRPGみたいな展開があった。そこまでお互い意思疎通がクリアにできない中で、謎の道を歩き、謎のおじさんが加わり、謎の鍵が開けられ、暗い部屋の中に通され……緊張感がすごい。これガイドなしだとどうやってたどりつくんだ?

とはいえ中はすごく、壁画がかなり残っていた(ほかのピラミッド内部に壁画などは全然残っていない)。また彫刻もすごい。「本当にこのおじさんについてきて大丈夫なのか!?」とひやひやどきどきしていたが、それを乗り越える感動があった。

https://egymonuments.gov.eg/monuments/tomb-of-queen-meresankh-iii/

ここに連れてかれたときの緊張感を察してほしい




無料で入れるピラミッド(?)があり、そこにまず入ってみる。狭い道を身をかがめて地下へと進んでいくので翌日の筋肉痛を覚悟(実際にそのあと筋肉痛になった)。

絶対に観光客を筋肉痛にさせるという強い意志

そしてクフ王のピラミッドへ。大行列におとなしく並ぶ。クフ王のピラミッドは最初は通路が大きいが、狭い道を身をかがめながら進んでいき、そして大回廊につながる。この大回廊は迫力があった。基本的にピラミッドは下に下に進んでいくので、クフ王のピラミッドのように上に伸びていくものは珍しい。ということでクフ王のピラミッドが最初から墓を見込んで作られていたかどうかはわかっていない…というようなことが島田荘司の「水晶のピラミッド」でも書いてあった。

大回廊すげ〜〜!



出てくる。夫はラクダに興味津々で、めちゃくちゃ乗りたい気持ちが高まっているようだったので、ガイドに言ってラクダライドへ。ラクダ・馬車・馬などの乗り物系はひとり一律500EGPという決まった値段がついている(が、もちろん終わるときにはそれ以上のチップを要求される。ピラミッドの中でラクダに乗りたいならそれは覚悟が必要)。

ラクダに乗るのは初めて。乗るとぐーっと視線が高くなり、怖い…が面白い。このあたりでガイドのおじさんとはさよならをして、代わりにラクダのおじさん×2が側につく。このようにおとなしくカモとして捕まると、それと引き換えに一切客引きをされなくなる。

ひとり1ラク



ピラミッドをまとめて見れるフォトスポットに連れていってもらい、写真を撮ったあと、カフラー王(入場できる)、メンカフラー王(入場はできない)にそれぞれ寄り、最後にスフィンクスの前で解散(おじさんたちは最後に店に寄っていこう!!と言ったがそれは断った)。EGPでチップを払おうとしたが、外貨じゃないとダメ~!ということで、夫がユーロと円をそれぞれ1000~2000円ぶんずつくらい払って解散。値切って交渉すればもうちょっととられないが、もういいか…(疲れ)という感じで払った。

エジプトにこれまで行ったことがある人が、「これまで行った海外の国の中で最悪」と評しているのを何回か聞いたが、それはこの「なんかぼられてるな」という感覚によると思う。日本の感覚でいうと払っている金額はそこまで法外ではない。けど、「なんかぼられてるな」という気持ちによってちょっと嫌な気持ちになる。これはそういうものなんだと割り切ったほうが楽しい、しかしなかなかそこまで気持ちを切り替えるのは難しい。

とはいえピラミッドは行ってよかった。ラクダも面白かった。

ピラミッド眺望スポット

おなじみのやつ

記念撮影(?)





14時頃ホテルに戻り、母姉甥夫でランチを取る。結婚してからしばらくして母姉がエジプトに行ったので、夫はあまり私の家族と喋ったことがない(離婚した父にいたっては一回もないし、たぶんこれからもない)。そのためこの家族ランチも今回のエジプト旅行の目的のひとつ。

なんてことないおしゃべりができてよかった。

ラマダンなので飾り付けがこんな感じ



夕方前に母姉甥と解散。部屋に戻り仮眠を取る。

日が落ちつつある中、ホテルを散策し、日が落ちてからちょっと近辺の街に…と思ったが、メナハウス周辺はホテルが集まっているところを外れると一気に道が暗くなり、ちょっと怖いのでホテルに戻る。ホテルのレストランでフレッシュジュースを飲む。エジプトはフレッシュジュースがめちゃくちゃおいしい!!!特にグアバが日本でそんなに飲めないのでうれしく、ふたりでガブガブ飲む。

夜のピラミッドは夜空と一体化していて見づらい(この日はライトアップされていなかった)。こんなにでけ~ものが常に視界にある暮らしとはどんなものなんだろう。

メナハウス・ホテルの殺人とも記念撮影(?)



今回の旅でバスタブがある部屋に遭遇できるのは珍しいため、しっかりお湯に浸かっておく。「水晶のピラミッド」の、石岡くんたちがエジプトに到着したシーンを読み返す(メナハウスにチェックインし、ピラミッド観光をしている)。なんてことない記述がよくて、水晶のピラミッドはめちゃくちゃ変な話だし今の島田荘司の萌芽的な陰謀論的気配もあるものの、こういうよい文章を書いていた作家だったんだな…とさみしく思った。21時頃寝る。

 

このブログ、夫の友達や会社の人も見ているらしいのでw 夫からの感想も。

「ピラミッドは全然現実感がなかった。目の前にあるんだけどあんまりうまく処理できない感じ…。圧倒されたのはクフ王のピラミッドの大回廊に出た瞬間。こんな広い空間が中にあるんだって。ピラミッドほどの観光施設なのにろくに説明が置いてないのも面白い。あと犬(野犬)がいっぱい落ちてるのもびっくり。野犬が怖いとみんな言うけど、どの野犬もかわいかった…さわろうとしたら(青柳に)怒られた…」

夫は狂犬病などの知識もばっちりあるのに、動物を見ると「動物だ〜!」となってしまう弱さがあります。