アオヤギさんたら読まずに食べた

インターネットで書いたことや考えたことなどをまとめます

読んでよかった2021年6月

2021年6月に読んで(見て)よかったものを順不同で紹介します。今月は映像の話多め。TL(ティーンズラブ)は「よかった」が別軸なので下の方で別にまとめております。

 

AKBコンサート「峯岸みなみ卒業コンサート~桜の咲かない春はない~」

 

アイドルグループAKB48最後の1期生、峯岸みなみさんの卒コン。これ友達が現場に行っていて、メチャクチャ興奮するツイートをしていて気になっていたのですが、そのあと17liveアプリで無料配信をするというので思わず見ました。本当は5月29日くらいに見たので6月に出会ったコンテンツじゃないんですがほぼ6月ということで……。

90年生まれの自分にとってAKBはかなり特別なアイドルグループで、好きにせよ嫌いにせよスタンスを表明しないといけないような、そういう存在でした。私は最初は「なんなんだ?」と思っていて、フライングゲットあたりからシングル曲を追うくらいのライトなファンをやっていました。ある程度まで総選挙トップ30~50くらいの子は全員わかっていた。悪しきカルチャーですがまとめブログなどもよく読んでいた。

ただ初期メンバーが次々と卒業するにつれて自然と追いかけなくなっていて…という状態だったのですが、峯岸みなみことみぃちゃんの卒業コンサートは、そういう私のようなマジョリティ(昔はテレビで追ってた、今は全然)という人たちに、卒業したOGをフックにしての「今のAKBを見て!」というメッセージを投げかける“継承”のイベントという意図がバリバリに伝わってきて、覚悟と矜持を感じてシビれました。

翌日にやった単独コンサート「17LIVE presents AKB48 15th Anniversary LIVE AKB48単独コンサート ~好きならば好きだと言おう~」も完全に継承と宣戦布告のコンサート。前日のみぃちゃん卒業コンサートは同時無料配信もしていたのですが、そこで興味をもった新規に向けて「俺を見ろ~!!」とやるやつでかっこよかった。

あとこのコンサートを見たのを機に、メンバーのYouTubeチャンネルも行脚しました。一番見たのはゆきりんこと柏木由紀さん。みぃちゃんやOGのチャンネルはもちろん、現役の中核メンバーが集まっている「ゆうなぁもぎおんチャンネル」も見ました。

中でも一番よかったのはこのゆきりんの動画。

www.youtube.com

いや~~素晴らし~~~~ゆきりんがいまこのタイミングでAKBに残っている奇跡に感謝せざるをえません。

 

劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト

 初見なので「レビュー」になってる。わかりますね。

これはTwitterタイムラインで非常~~~に評判がよくて、シリーズ見てないけど古川監督だし信用して行こう…と思ったらあまりにもよくてひっくり返った。最後のほう超泣いて、これはド傑作だ…と確信をもって映画館を出ました。そんでもってコミカライズを読んだりテレビシリーズ全話見たりロンドロンドロンド(TVシリーズ総集編+新規映像)見たりで追いかけて、映画館で感じた感動に理屈が追いついた感じがします。

作品がわかる/わからないという話はまあだいたいナンセンスなことが多いと私は思っているのですが、ざっくり言うと「事前知識がないと楽しさを享受し損ねる」作品が「わからない」ということなのかなと自分の中で置いています。それでいうと劇場版スタァライトは確かに受け取れる作品でした。もちろんTVシリーズを追ってきた人への感謝の作品でもあるので、TVシリーズを見てきた人のほうが受け取れるものが多いのは確か。でも劇場で見ることが非常に重要な作品なので、「TVシリーズ全部見ないとダメかな…」と思っている人には「大丈夫だよ!とりあえず見てきて!」と背中を押してあげたいです。そういう「初見でも大丈夫」。 

 

ちなみに7月上演の舞台新作のチケットもゲットできました。ウキウキと見に参る予定…(緊急事態宣言、大丈夫なのか…と思いつつ…)。

 

劇場版 Fate/Grand Order ‑神聖円卓領域キャメロット‑ 後編 

 これまでの「FGO」映像化の中でもっとも素晴らしい作品だったのではないでしょうか。奈須さんが後編公開時に竹帚日記を更新して興奮を語っていましたが、そうしたくなる気持ちもわかる。

FGO」というかTYPE-MOON作品は実は相当メディアミックスが難しいと思っていて、それは「ゲーム」という形で最適化された物語体験だからです。ゲームと同じような展開をアニメ作品(TVシリーズ、映画)にすると、原作が好きであれば好きであるほど違和感を覚える。それはたぶん主人公(藤丸)はゲームでは=プレイヤーですが(少なくとも操作の上では)、アニメでは「キャラクター藤丸」になっているからなのではないかなと。

キャメロットは原作ゲームの中でも屈指の名シナリオですが、後編ではかなり戦局が整理されています。ゲームではプレイヤーVS円卓の各個撃破を順番にやっていたところを、劇場版では同時進行の味方陣営VS敵陣営の個人戦になっています。

FGOはゲームという性質上、「プレイヤーの物語」ではなく、「プレイヤーが接しているキャラクターの物語」を描くのがうまいと感じています(それがアニメだと「プレイヤーキャラクターの物語」に見えてくるので違和感を覚えるプレイヤーもいる)。キャメロットでは、プレイヤーは藤丸立香(私たち)ですが、物語の核になる役割はベディヴィエールが担っています。というのが、劇場版ではバトルが整理されたことでよりはっきり見えて、ベディと王の物語として見ることができました。ある意味、劇場版を見ることであらためて「キャメロットってこういう話だったんだなあ」と理解し直せたところがあります。素晴らしい映像化でした。

 

ブランクスペース

 友人が勧めてくれた漫画。ちょっと変わった女の子と、地味だけど実は大きな秘密を抱えている女の子の友情物語――と思って読み進めていくと作品のジャンルがぐらっと変わるような展開があり、つまり友情物語ではなく友情で彼女を止める話になるということが見えてくる1巻。独特の緊張感があってよいです。

 

アクロイド殺し

 はるか昔にネタバレを踏んでいて(というかもう常識みたいに言われていて)、だからこそまあ今は読まなくても…とあとまわしにしていたのですが、あとまわしにしたのをフツ~に後悔するレベルの傑作でした。みなさんこれが傑作なのはご存じだと思いますが…。

もしネタバレ人生で踏んでない状態だったらマジで今すぐ読んでほしい。ちなみにこれは毎月やってるミステリ読書会の課題本のうち一冊(アクロイド殺し十角館の殺人、七つの海を照らす星)だったのですが、その参加者の半分がまだネタバレを踏んでない人で、「ぜんっぜん気づかなかった」と正直な感想を聞けて楽しかったです。

 

6月は突然ムーンライトノベルズドハマリ期がやってきて、長編23タイトルくらいを一気読みしていました。ランキング中心に読む→好きな作家さん見つけたらその方の作品をさかのぼって読む、みたいな読み方をしてました。

主にハマっていたのは「影の英雄の治癒係」の浅岸久さん、「夜這いを決意した令嬢ですが、間違えてライバル侯爵弟のベッドにもぐりこんでしまいました」の茜たまさん、「セフレ魔術師に求婚したら内乱罪で逮捕された件」の犬咲さん。最近、ピュアな青年やちょっと幼さが残るけど頑張っている(少年から青年に成長しようとしている)男の子とかが好きになってきて、アラサーだから…ってコト!?ってなってます。