大人の合宿は楽しい
この三連休、合宿に行ってきた。
大学時代に所属していたミステリ小説研究会のOB合宿という老害感あふれるイベント。しかも会場は現役と同じ河口湖のコテージ。いつまで学生気分でいるつもりなのか。
めっちゃ楽しかった。台風が来ていたため天気は悪く、ほぼコテージの中にこもって、酒を飲んだり寝たりボードゲームをしたり麻雀したりスプラトゥーンをしたり本を読んだり酒を飲んだりした。
治安が悪い。
さらに治安が悪くなった。
私の2個上の世代から、5個くらい下の世代までいて、なんと30人近く集まった。完全に幹事の人徳。先日サークル内で夫婦が誕生したため、夫妻がコテージでいちゃいちゃしていたのも「年月」を感じた。
大人の合宿がいいのは、現役大学生のときよりみんななんだかんだで社交性も成長しているし、ピリピリ尖ったところは薄くなりややテキトーになり、そしてなにより家事スキルがぐんぐん上がっているので、無限に出てくるおいしいものを無限に食べることができるようになる。
鬼神のごとき活躍をした後輩。5時間くらいずっと料理をし続けていて神か?と思った。
これは豚バラを巻いたものだが、ほかにもパスタやらほうとうやら焼肉やら豚キムチ炒飯やらあれやこれや無限に食べ物が出て来ていた。
これはもう1人の神が作ったオシャレな食べ物。余談だが、神1による料理は基本料理にプラスでカロリーを追加したものが多く、神2による料理はオシャレを追加したものが多かった。2人の体型の差が「説得力」を生み出していた。
2柱以外にも雑に料理を作れる人はちらほらいて、さらにみんななんとなーく皿を洗えるので(私も洗った)トラブルなく3日間が楽しくおいしく終わった。
時には謎の放置されたゆで卵が発見されたりもした。
恵まれた食事環境の中、ボードゲームに混ぜてもらったりもした。
これは「インサイダー」というゲーム。シンプルで面白かった。「ダンジョンオブマンダム」というゲームもやり、ひたすら煽り合いを続けるのも楽しかった。人狼は酔っ払っていたので見学していたけど、むずかしいな!と思った。深夜になると人間はリア狂になる。
あとFGOのイベントも進めた。FGOの普及率は異常に高く、来年春から出版社に入る青年が呆然と「もしかして…出版はFGOに勝てないんですか!?」と呟いていたのが面白かった。余談だがゲーム課金はかさばらないのが便利だよね…。
ここのところ合宿は「マーダーゲーム」という遊びを導入していることが多く、それも楽しかったけど、それがなくても楽しいものだなーと思った。会話のほとんどに中身はないけど、いろんな遊びができたし、ぼーっとできたし、中身のない話をするのも楽しい。酒もうまい。
最終日は嘘のように晴れた。
乗り込むのに抵抗があるバスに乗って東京に帰る。
大人の合宿は楽しい。大人数だと特有のゆるさと楽しさがある。学生のときの合宿も楽しかったけど、今の方が楽しい気がする。大人になってよかった。