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FGO4章配信。どう考えても猫をかぶっているパラケルススさんについて

FGO4章「死界魔霧都市ロンドン」が配信されました。

担当ライターは桜井光さん。セプテム編と同じライターさんです。FGOは奇数章が東出さん、偶数章を桜井さんが担当されるもよう。

3章のオケアノスが冒険小説なら、4章ロンドンはスチームパンク。蒸気と魔術がはびこる霧のロンドンを、人類最期のマスターと、自分の正体がわからない少女と、父殺しの反逆者、作り主に愛されなかったホムンクルス、影の自分を秘めた青年、作家たちが駆け抜ける――というつくりのおもしろい章でした。

最後ボスラッシュみたいに出てきた人たちについては(一応ネタバレなので伏せる)もうちょっとじっくりお話を見たかった気持ちもありますが、配置はものすごくきれいだったんじゃないでしょうか。4章にはスチームパンクっぽい新規サーヴァントと、桜井さんが書いているFateスピンオフ「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」(以下「フラグメンツ」)からの登場サーヴァントがけっこう出てきます。

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ (1) (単行本コミックス)

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ (1) (単行本コミックス)

 

 

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ (2)

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ (2)

 

 

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ (3)

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ (3)

 

3巻の表紙に出てるのが今回アサシンのクラスで出ているジキル&ハイド。「フラグメンツ」ではバーサーカーのクラスです。まあFGOでも実質アサシン実質バーサーカーみたいなピーキーな感じのキャラ性能になってますね。

https://web-ace.jp/static/comptiq/trial_fate_prototype.pdf

↑バーサーカー(ジキルハイド)初登場シーンも試し読みできます。こんなに主人公主従みたいな雰囲気出てるのにね…………。まあ深くは言いますまい。

 

さて、FGO4章ではパラケルスス(ヴァン・ホーエンハイム/「鋼の錬金術師」のエドのパパではない)も追加されました。

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 たおやかないでたちや、きらきらとした言葉…。う~んこの人今はお互いこういう立場だけど悪い人じゃなさそう……?

と思ったとしたら大間違いです!

 

「フラグメンツ」はFateのスピンオフではありますが、ちょっとややこしい成立をしています。

いま「Fate」と呼ばれているのはもともとはPCゲームだった「Fate/Stay night」なんですが、このゲームが生まれるもっと前に、奈須きのこが原案としての「Fate」を書いています。それが今で言われる「Fate/Prototype」。

「Fate/SN」はよく知られているとおりアーサー王が女の子で、主人公とエッチな関係になったりするゲームなんですが(←雑すぎる説明)、「Fate/Prototype」ではなんとアーサー王が男だった!!!!(?)

主人公が女の子で、イケメンのサーヴァントとともに聖杯戦争を戦うという、燃え乙女ゲーみたいな様相を呈していたとのこと。Prototypeのアーサーはプロトアーサーと俗に呼ばれています。

で、その「Fate/Prototype」の話はさらに入り組んでいて、メインの話は1999年の聖杯戦争。主人公・沙条綾香がアーサーを召喚し戦うお話なのですが、さらにその8年前、綾香の姉の愛歌が聖杯戦争に参加し、同じくアーサーを召喚し他陣営を圧倒、しかし聖杯を手に入れる目前に敗れたという前日譚がありました。

「フラグメンツ」は、1999年の綾香の聖杯戦争ではなく、1991年の愛歌の聖杯戦争を描く作品。「フラグメンツ」の名の通り、最初から順番に出来事が書かれていくのではなく、各陣営の顛末を切り取っていく形で描いています。

第1巻は愛歌(セイバー)陣営。そして第2巻は玲瓏館(キャスター)陣営。第3巻は來野(バーサーカー)陣営と伊勢三(ライダー)陣営がメインになっています。

愛歌はTMではおなじみの根源接続者であり、天才なんですが、セイバー(アーサー)に恋したために暴走。激ヤバな作戦と激ヤバな行動で他の陣営をメッタメタにしていきます。凛と死ぬほど相性悪そう。

そしてパラケルススさんは主に2巻に登場。玲瓏館陣営に召喚され、最大限の敬意を払われ、温厚な関係を築きます。玲瓏館の幼い娘・美沙夜もパラケルススを尊敬し、懐くのでした。

そんな美沙夜と初めて会ったときのパラケルススの台詞はこちら。

「我が教えを受け取ったであろう数多の子らの裔よ。私はキャスターのクラスにて現界せし旧きもの。貴方たちと同じくして、根源を求めるひとりの魔術師です」

「お父上と共に、どうか、この私と」

「友達になりましょう」

いや~人がよさそうですね!

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こんなことも言ってますからね!

しかし彼と「友達」「友人」になった美沙夜がどんな目に遭ったのか……それはぜひ「フラグメンツ」を読んでください。「おめ~~どのツラ下げてFGO出てきてるの!?!?」と言いたくなると思う。

 

FGOってかなりコアなファン向けコンテンツなのは間違いないんですが、それと同じくらいほかの作品の導線にもなり得ていると思うんですよね。実は私は「Fate/Extra」と「CCC」は未プレイなんですけど、めちゃくちゃやりたくなっています。ちょっとゲームをプレイする時間が今はなさそうだからシナリオ集を買おうかな~~。

Fate/EXTRA MOON LOG:TYPEWRITER I(書籍)

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 「事件簿」シリーズの3巻ももうすぐ出るので楽しみ。FGOでは諸葛孔明になってしまっているあの人ですがこっちはちゃんと人間として出ます(?)