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部屋の掃除を終わらせてわかったこと

部屋の掃除を終わらせました。長い、長い旅路でした。
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一番ひどくてこんな感じだった自室。ここからじわじわと掃除が進んだり退行したりしつつ、基本的には長いこと「部屋が汚い女」として生きていたわけです。
そんなこんなで先日26歳の誕生日を迎え、「今ならやり切れる気がする!!!」という神託を受け、部屋の掃除を終わらせました。
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かわいらしさゼロの部屋ですがこれでいいんや!!!すごい!!!部屋がきれい!!!モノにつまずかないで歩ける!!!
というわけで、部屋が汚い女オタクが「部屋の掃除を終わらせてわかったこと」をまとめます。

1.部屋の掃除は「終わらせる」ことが大事

これまでずーっとちまちま一進一退してて、で、昨日の夕方頃に急にモチベーションが上がり、8時間ぶっ通しで掃除をしていました。
8時間中何回かは「今日はもうこの辺でよくない???」と思うタイミングがあるわけです。床の面積が増えてきて、捨てやすいものや片付けやすいものを片したあとって、なんかよくわからないもの(謎のケーブルとか謎の紙類とか)にぶち当たり、脳が疲れてくる。
これまではここで諦め、そのよくわからないものからじわじわと腐海が広がり、また元の状態に…となってました。
この最後の「よくわかんないもの」をなんとかするのが本当に難しく、ラスト1区画(1畳分くらいのスペースに集まった謎のモノたち)をなんとかするのに2時間くらいかかった!!!
でもそれを乗り切るときれいな部屋が待っている!!!と思ってぜーはーしながら片付けました。

2.ちまちましたものを捨てるよりでかいものを捨てる

ビフォーの画像を見ていただくと、奥にベッドがあるのがおわかりいただける???かと???思います。
このベッド、LOFTで購入したまあ悪くないやつなんですが、全く使わなかった!!!
使わないのに部屋にあり、服の小山を培養し、やたらかさばっていたベッド。
掃除する際、これをなんとかしなくちゃいけないのが本当に苦痛で、挫折の大きな原因になってました。
そこで、思い切って捨ててしまうことを決意。ベッドを捨て、その代わりにニトリのでかめの本棚を買いました。

3.本は本棚に、服はクローゼットに

以前私は掃除アドバイザーの方にお仕事関係でアドバイスをいただいたことがあるのですが、その時にこんな会話をしました。
「私、オタクなので、一般的によく言われる『本の数を減らせ』とかが難しいんです」
「じゃあ、その本をちゃんとしまえるように、他のものを減らしていきましょう。大事にしているものを大事に収納できるようにしましょう」
この言葉を聞いて「確かに、どんなに『本が捨てられない』とか言っても、どこにあるかわからないし、見つけづらかったり、読もうとしたときに本の山が崩れるようだったら、それはもう『部屋の中に捨ててる』と同じなんだよな、大事にしてないよな…」と思ったのを覚えています。
なので、「ベッドで寝る」という選択肢を捨て、使い勝手の悪い棚を買い替え、本の収容量をとにかく増やしました。
で、本棚に本を入れていくと、まー片付く!!!
あと、そのアドバイザーさんにアドバイスをいただきながらクローゼットの整理をし、その中に服を全部入れられるようにしました。
服はよく「ハンガーにかけましょう」って言うじゃないですか。あれはマジですごいです。ハンガーにかけると服がみるみる片付きます。
今はハンガーのサイズがバラバラなんですが、ハンガーを細身のものにして統一すると収納量が増えるらしいです。
ちなみにこういう話をすると「収納が置ける広さがない」という話になる人がいると思いますが、その場合広い部屋に引っ越すか、トランクルームなどを借りるか、もしくはきれいにすることをサクッと諦めることがポイントだと思います。

4.片付けには金が必要

収納を作ったり、粗大ゴミを捨てたり、といった作業には、金が必要不可欠です。気の利いた家具やラグはそれなりにお値段もしますから、ある程度金に対する心の余裕があることが(特にズボラな人間にとっては)重要なのではないでしょうか。
もちろん100均やDIYなどを駆使して片付けを完遂することは可能ですが、正直それができる人間はそもそも部屋がそこまで汚くなりません(金の代わりに手間とセンスを投資している)。
手間とセンスを投資できない(しない、うまくできない)人間は、ちまちましたグッズを買うことでかえって事態を悪化させやすそう(自己紹介)。
それよりも無難にニトリとか無印良品の力を借りた方が初心者はよさそうです。

5.片付けなくたって死ぬわけではない

長いこと汚部屋ガールなのでつくづく思うのですが、別に部屋が汚くても死にません。生ゴミや段ボールを放置していなければゴキブリ等もでてきません。
じゃあなんで掃除をするのかというと、私の場合は「脳の負担を減らしたいから」でした。「この服どこだっけ」とか「この資料どこだっけ」が積み重なるストレスが、けっこう半端ないものになっているなーという感覚がありましてね!!!
あとは「部屋がきれいな私ってカッコいいのでは?」という自己満足です。
片付けは他者との共有スペースに浸入してないかぎり自己満足なので、やった方が利益になりそう…と思ったタイミングで走りきってしまうのがよさそう。

とまあ、これだけつらつら書いたわけですが、一週間後にはリバウンドしてしまう可能性もあり。
また後日「部屋どうなった?」エントリを書きたいなと思います。精神が荒んでいませんように。



フリーライターから港区OLになって3カ月で気づいたこと

これまで何年かフリーライター兼大学院生とかフリーライター兼非常勤講師みたいな生活をしていたわけですが、今年の4月から就職しました。Webメディアで編集記者(編集者やりながら記者やるやつ)をやっています(とはいえ現在はほぼ100%記者しかやっていませんが)。

オフィスは港区にありましたのでこれで私も港区キラキラOLですよ!!!ということで、港区で3カ月間過ごした感想をまとめます。

 

1.職場って仕事がしやすい

これまでフリーでやっていて、まあノマドっぽいことを気分転換ですることはあったり、編プロに詰めさせてもらって書いたり、ということはあれど、だいたい仕事をするのは家(しかも実家)でした。

実家で仕事をするメリットというのは、必要な資料がすぐに本棚から見つけられること、つらくなったらすぐに寝れること、気分転換の方法には事欠かないことです。

逆にデメリットは、必要以上に寝てしまう、オンとオフの切り替えがうまくいかない、必要以上に遊びやすい、家族から見ると遊んでるのか仕事をしてるのか見極めづらいので乗ってきたときに「夕飯食べにいかない?」と言われたり――などが挙げられます。

それに引き換え職場はすごい。いちおう仕事をするためだけに作られた場所なので、すごい仕事がしやすいです。裏を返せば気分転換をしづらかったり、泥沼になったときにドツボにはまりやすいといったことがありますが、そういうときはお昼を食べに行ったり無駄に階段を登ったり隣の人とインターネットの話をしたりでしのぎます。

あとは現状(まだぺーぺーなので)仕事の持ち帰りがしづらく/発生しづらく、退勤すれば仕事が終わり!続きはまた明日!となるのも気分がいいです。この辺は1年後には全く言ってることが変わるかもしれないですね。

 

2.人と1週間一緒にいるのが新鮮

ここ数年、同じメンバーと1週間過ごすということがほぼなく、しかも基本的に同じ時間から同じ時間までいるので、めっちゃ新鮮です。

たぶん合わない人だったらそれがすごくつらくなるのでしょうが、現在はすごく好きな人に囲まれているので楽しく過ごせています。

なお、逆に人が異動とか退職とかで変わってしまうのも会社ならではと思うので、その辺を楽しんで過ごせていければと思っております……。

ちなみに同期も好きなので「同期楽しいですね~」とインターネットの人にのろけたら「同期最高とか言ってんじゃねえよ殺すぞ」と言われて我に返りました。ありがとうぱぷりこさん。

 

3.ごはんはコンビニが多い

せっかく港区OLなのでキラキラのランチをキメる予定だったのですが、金もなく、なおかつみんなでごはんという部の文化もないので、コンビニごはんが大変多いです。塩分が多いのでまあむくみやすくなる……。

たまになか卯の和風牛丼を食べに行き、翌朝の体重増加に泣きそうになります。本当に体重増加がしんどい。どうやってるんだみんな体重の管理は???

 

4.本とか映画とかを見る時間をうまく作れない

本を読んだり映画を見たりするのも仕事のうちのはずなのですが、最近かなり量が減っています。でもこれはたぶん毎日飲みに行ってるからで、まっすぐ帰ってたらいくらでも見られる気がしますね。

可処分所得は平均とると増えたし、休みもとれるので、論理上はもっと遊べるはずです。遊びます。

 

5.仕事の単位が「原稿1本」じゃない

基本的に「原稿1本やる」とか「1ページやる」とかだったのが、1日に何をやるかとか、1週間で媒体全体でどうやっていくかみたいなことを考えるので、めっちゃ新鮮です。つまり「今週こういう面白い原稿を出せるけど来週はまだ用意してないから暇な今日のうちにいろいろやっとこ……」みたいなことを考える必要があります。

フリーライターのつらいことあるあるで、「打ち合わせの時間は原稿料に反映されない」みたいなものがあって、私もよく感じていたのですが、打ち合わせの時間が給料に含まれる分、考えなきゃいけないことが多くなるな~と思います。

(もちろん無駄な打ち合わせはしないようにこれからも気を付けます…)

 

めっちゃ普通だな。

なんと明日から港区OLではなくて千代田区OLになります。3カ月で退職…ではなくてオフィス移転です。また明日からもがんばります。あとコンビニごはん以外を極めたいです。

東京周辺に住んでて今週わりと暇でボードゲームが好きなオタクに見てほしいシベリア少女鉄道「君がくれたラブストーリー」

今週いっぱいまで赤坂でやっているシベリア少女鉄道のお芝居「君がくれたラブストーリー」がすごい。
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脚本と演出は土屋亮一さん。テレビではドラマというかコントバラエティというかジャンル判定の難しい「SICKS」などを一部手がけている。腐女子が炎上したり人間を叩いたりしながらスーパー早口で話し続けるというめちゃくちゃなコントを地上波でやってくれた人だ。
(余談ですけどSICKSはとても面白いので見てほしい)

シベリア少女鉄道のお芝居を観に行くのは今回が初めてだったんですが、とにかく「オタクが好きなやつだ!!!」(巨大な主語)となった。
中身を話すとネタバレになってしまうので言えないのが心苦しい、ので見てほしい。
最初の数十分は「あれ…?もしかしてこの劇を勧めてくれた人とはセンスが合わないかも…」と不安になるのかもしれないのですが、
その後、たぶん9割くらいの人が「やられた!!!」と思うのではないか。
好き嫌いはあるけど「やられた!」とはなるはず。特にボードゲームを好きな人は見てほしい。
「やられた!」と思わない1割の人はすごいので「私がシベリア少女鉄道君がくれたラブストーリーにやられたと思わなかった理由」というブログエントリを書いてほしい。超読みたい。
ちなみにキービジュアルやあらすじ?から想像できうる話では全くありません!!!

唯一のネックはこれが今週いっぱいで赤坂でやっているということで、
仕事が忙しい人や関東圏以外の人は正直見に行くのは大変。
なんですけど仕事が夜6時半くらいで終わるか土日暇してるかの東京近郊に住んでいてなおかつオタク気質の強い人は見に行っていただきたい…
90分以内で終わりますのでぜひ。ぜひ。当日券とか前売券とかまだ買えると思います。ぜひ。

http://www.siberia.jp