アオヤギさんたら読まずに食べた

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【告知】劇場版「セーラームーンR」についてひたすら語る悪いオタクのニコ生をやります

8月3日(金)の21:30から、ライター藤津亮太さんのニコ生「アニメの門」にゲスト出演します。お題は「夏休みダヨ!勝手に実況 劇場版『セーラームーンR』」!!!!
つまり、劇場版「セーラームーンR」を各々勝手に流しつつ(※ニコ生では音声や映像は流れません)、セーラームーンRの話を延々やっていくという企画です。なんて悪いオタクの遊びなんだ。

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劇場版セーラームーンRといえば、日本アニメ映画の中でも最高傑作と言われていますが(誰に?)(人類みんなにだよ!!!)、何度語っても語りつくせない深さと、演出の気持ちよさ、そして緑川光に満ちています。
劇場版セーラームーンRについて語り出すと止まらない悪いオタクのみなさん、ぜひ花の金曜日をセーラームーンとともに過ごしましょう!おそらく日本一幾原作品を(新聞アニメ書評とかで)短い文字数で端的にまとめてきて、なおかつ構造的な意味で分析し続けてきた藤津さんによる解説もあります。今から聞くのを私が一番楽しみにしています。

ちょっとその日は予定が…という人には、大丈夫、タイムシフトという機能がある。あと後半は有料になりますが、前半は無料なのでそこまででも大丈夫!めちゃくちゃコメント打っていただければ(本編で号泣しながら)必死で拾います。

よい悪いオタクナイトにしましょう。

ch.nicovideo.jp

IBMのツイート性格診断が(またちょっと違う方向性で)面白いことになっている

IBMのWatsonを使ったツイート性格診断が話題になってます。この診断自体は前からあったものなのですが、ブロガーのイケダハヤトさんが取り上げたりバズったツイートがあったりして、再びいろんな人がお試しで診断をしています。

www.ikedahayato.com

 

実際に私も診断してみましょう。Twitterと連携し、ツイートを取得し文章から性格を診断してくれるようです。こんな結果が出ました。

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「自己表現につながる体験を好む」にそうかもな~と思ったりとか「誠実性高すぎw」とか「意外と快楽主義じゃなかったw」とか面白いですね。当たってるかも!とか思っちゃいました。

他の人の結果ってどうなんだろう?と思うじゃないですか。

 

 


 

 (「IBM 診断」でTwitter内検索して見つけたツイートを引用しています)

 

これ、みんな同じ結果が出てる!!!!

 

イケハヤさんの記事や、20時間前くらいに診断した人のツイートでは、違う結果(それぞれに合った数字)が出ているので、おそらくAPIなどの関係やなんらかの問題でツイートを取得できなくなっているのだと思います。その結果、ツイートを取得せずに分析=同じ結果が出るようになってしまっているのでは。

面白いのは、みんな趣味や職業はバラバラなはずですが、だいたい一様に「当たっているかも」と思っているところ。まあいわゆるバーナム効果なのですが、ちょっと今回はより面白いな~と。

「IBMのWatsonを使った分析である(=ちゃんとしてそう)」

「(もし他の人のツイートやブログを見たあとなら)○○さんとは違う結果が出て面白い(=一緒だと気づかない)」

「Twitterとの連携画面が出ているので、きちんとツイートが取得されている感じがする」

「診断結果がちょっと嬉しいことが書いてある(分析好き=頭がよさそう、情に厚い=いいやつそう)」

…などなどの要因で、普通の占いよりも「私のことを分析してくれている!」と思ってしまうよなーと。私は友人にLINEで「やはり私は誠実だったか…」ってメッセージ送っちゃいましたからね。

 

ツイート取得して分析できるようになったらまた診断してみようと思います。誠実性が下がりそう。

2018年2月で面白かったエンタメ5選

2018年2月で面白かった小説、本、マンガ、映画、イベント、ゲーム、アクティビティ、その他もろもろ、エンタメっぽい要素があるものを5つ選んでいきます。順不同です。

 

【1】アンナチュラル

めちゃくちゃ面白い!!!久々に連続ドラマにドハマリしています。ねとらぼでこんな記事も書きました。

nlab.itmedia.co.jp

現状一番好きなのは2話。最新の8話もすごくよかったです。あまりにも巧みすぎて逆に「うますぎるのでは…」と思わせるくらいうまい。

 脚本の野木亜紀子さんが手がけた作品は「逃げるは恥だが役に立つ」しか見たことがなかったのですが、やはり構成と会話のうまさは業界でもメッチャ評価されているとのこと。

美術手帖2018年2月号

美術手帖2018年2月号

 

野木さんのインタビュー目当てで読んだ「美術手帖」は他にもいろいろと面白かったです。オススメ。特にTBSの編成の人の「みんな性善説の物語を求めている」にははっとさせられました。

アンナチュラル、残り2話が楽しみだし、ぜひ続編もやっていただきたい。

 

【2】バーフバリ2

 1は見てないのですがめ~~~っちゃよかった!予想を上回るエンタメが次から次へと投入されて、脳が気持ちよい二時間。しかも脚本も呼応関係がガッチリと練られているので安心して楽しめます。もうアマプラにも入ったみたいだけど可能なら映画館で見てほしい……。

 

【3】一井かずみ作品

友人F氏に勧められて読んだ少女マンガなんだけど面白くて一気に3作品読んでしまった。

きっと愛してしまうんだ。(1) (フラワーコミックスα)

きっと愛してしまうんだ。(1) (フラワーコミックスα)

 

疲れたアラサーOLの心に刺さる。

ブレイク作の「さあ秘密をはじめよう」は一般職事務のOL、「どうせもう逃げられない」はOLに憧れるも紆余曲折あってデザイン事務所の受付になる女の子、連載中の「きっと愛してしまうんだ」は超有能の営業でクール美女(でも中身はちょっと天然)とヒロイン像がちょっとずつ違うのが面白い。

どのヒロインにも共通するのが「人の本質を見抜くのがうまい(でもそれは恋愛エピソードで発揮されるのではなく、仕事現場で発揮される、恋愛はむしろちょっとポンコツ)」というところで、なるほどなーという。少女マンガを読むときに「もうちょっと仕事をちゃんとしてほしい」と思うことがあり(私はね)、とはいえ仕事の話をしすぎるとわからなくなることも多いだろうが、 仕事の話は基本を押さえつつ、主人公の「見抜く力」を描くことで広い読者に感情移入させることに成功しているように思う。この辺りはもうちょっと詳しくまとめて書きたいです。

 

【4】スリービルボード

驚異的なまでに脚本がうまい。舞台はミズーリ州の片田舎(差別も偏見もあるよ!)。娘をレイプされて殺された母親が、町はずれの看板に3つのメッセージ(広告)を出す。そのことで街の人々は変わっていく…というストーリー。

最初に予想する展開が常に裏切られて、いわゆる「因果応報」的なものが全部微妙にズレていく。復讐の物語になりそうなんだけど、本当のところではそうならない、というのが恐ろしくうまい。ラストシーンのさっぱりとした(それでいてどこか希望をもちたくなる)会話も素晴らしいです。

 

【5】彼方のアストラ

最終5巻が発売。超~よかったです。1~3巻は「なるほどー、こういう感じか」というふうなんだけど、4巻で大爆発します。 

彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ミステリとして非常に素晴らしい作品で、こういう座談会のお手伝いもさせてもらいました。

astra.shonenjumpplus.com

 この「伏字座談会」というのは企画の方のアイデアなんですけど、超面白いと思うので今後広がっていってほしい。テンプレとして大いに可能性があるのではないでしょうか。