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「仕事はけっこう楽しい」ということを言ってもいい気がした

就活生向けのトークイベントの取材に行って、けっこう「え~!」となった。「周りの社会人で楽しそうな人がいないので、仕事に対してポジティブなイメージが持てない」と思っている就活生が少なくないらしい。

↓このイベントです。

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それから米国の調査団体によると、日本で「仕事への熱意が高い」人は全体の6%にすぎないという。それも「え、ま、マジで!?!?」と思った。まあ周りにつまらなそーに仕事をしている人がいないわけではないが、そっちの方が少数派で、だいたいみんななんやかや楽しそうに仕事をしているので。

「え~!」と思ったので友人のNさんやTさんと話をしたのだが、2人とも「いや、仕事、楽しいっすよね」と話していて、やはりそうだよねと思った。仕事がしんどいときはあり、まあそれはだいたい自分の力が足りずグダグダになっているときで、そのときは本当に消え去りたくなるのだが、そうじゃないときは楽しい。というか仕事の楽しさとしんどさは裏表である。でも「なんか仕事が楽しいっていうと社畜感出ますよね」「意識高く見えがち」「まだ若いのにイキリ感が出る」という話もした。「大したことしてないくせに」と思われるのではないかという不安もある。「楽しい!」よりも「楽しくない」のほうが発信するのは楽なのは違いない。

でもまあそういう自分を守るふるまいが「社会楽しくなさそう」と思われるのであれば、楽しいところをちょっとは言ってもいい気がしてきた。以下、私が思う「仕事の楽しさ」です。

(1)レベルアップファンファーレが鳴る瞬間がある

できないこと、やれなかったことができるようになる瞬間があり、そのとたん頭の中にファンファーレが鳴り響く。多幸感にあふれ、「もしかして自分は天才なのでは?」と思う。

(2)要領がよくなる瞬間がある

↑にも似ているけど、同じことをやっていても、「あっ前と比べて要領よくなったわ」と思う瞬間がある。「もしかして自分は天才なのでは?」と思う。

(3)働いている人との会話が楽しくなる

学生の時、サークルの飲み会などで社会人と同席しても、何を話していいのかわからなかった。まあ何もしていないので話せる中身がないのだ。でも今は(今も話せる内容がそこまであるわけじゃないんだけど)働いている人の話を聞くと「ほーそんなことが」となって会話が面白くなるようになった。まあゴシップとか悪口で盛り上がることも多いけど、それよりも今やってる仕事の話を聞いた方が楽しい。

(4)金

学生の時より安定した金を得られているので、精神衛生上安定する。特にオススメなのは稼いだ金を8000円ほど使い月に1回家事代行サービスを利用すること。家事代行のスタッフさんには水回りをやってもらい、その時間自分はリビングを掃除したり溜まっている仕事を片付けたりするといっぺんに心のつかえがとれてQOLが爆上がりする。というのは余談です。

(5)人間

学生時代ってめちゃくちゃ同質の人間がそろっているので、仕事をしていると「いろんな人がいる!!!!」と驚く。「こいつとは普通に生きてたら絶対に知り合わなかったし会いたくなかったわ」という人と出会う代わりに「普通に生きてたら絶対会えなかった…」と感謝するような人とも出会う。たぶんいい仕事ができていたり、自分に適した仕事をしているほど、後者の人と出会う確率が高まるように思う。

 

スーパー意識高くなってる感じで恐縮ですが、同時にこの楽しさって曖昧に訪れるやつで、常にシャキシャキしていなくても仕事ってけっこう楽しい気がするということも書いておきたいです。「曖昧に楽しさを味わう」を今年のスローガンにしたい。最後に意識が曖昧になる本をオススメしておきます。

縄文人に相談だ (縄文ZINE Books)

縄文人に相談だ (縄文ZINE Books)

 

 とにかく曖昧に生きていき、意識が明瞭になったら「これは弥生以降の人間の悪癖だな…」と認識して曖昧に戻りたいと思います。