「サイゾー」1月号土方マンガ座談会に参加しました
「サイゾー」1月号の特集は「マンガ禁事情」。その中の特集ページのひとつ、土方マンガ座談会に参加してきました。正式なタイトルは「『釣りバカ日誌』はドカマンだ!この土方マンガがスゴい大賞」。土方マンガってドカマンって言うの…?
前回「土方(ドカタ)文学座談会」に参加させてもらったのですが、今回はそのマンガ版になります。全開はこちら↓
前回も参加していらした石丸元章さん、向井透史さん、そして建設専門誌の田中一博さん、上長希美さんのお話をうかがってきました。
今回も前回と変わらず、BL漫画をひたすら推しています。
僕の先輩 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 40)
- 作者: 羽生山へび子
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2010/10/16
- メディア: コミック
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『僕の先輩』はBLがあまり好きじゃない男性にもオススメできる作品で、エロシーンがバーン!って感じじゃないのと、人情のあたたかさを感じる作品なので、どちらかというと漫画好きのオッサンとかは好きになってくれるんじゃなかろうか。土方要素は実はそんなにないんですけど好きなのですすめてしまった。
人間が人間って出会うって奇跡なんだよな…としみじみ感じさせてくれるほのぼのラブコメBLです。
鹿乃先生はガテン系BLでたくさん書いている作家さん。BL的にはものすごく王道で、華やかな絵柄に濃厚なエロ(リブレっぽいエロ)、ちょっと空回りする受けと性欲的には余裕がないけど受けを大きな愛で包み込む攻め、そこを彩る男だけの土建世界…という作品です。鹿乃先生は本当にガテン系の男性に萌えているんだなあと伝わってくるくらい、いわばスーツ萌えとかと同じベクトルで作業服がかっこよく描かれているんですよね。そしてエロい。
本場の人が見ると「命綱をつけろ!」と怒るかもしれないんですけど、そこはまあBL的虚構として目をつぶっていただきたい。ほかにもガテン系でたくさん描いてらっしゃいます。
ちなみに石丸さんに「建築中の建物は誰もが入れる場所ではない、いわば彼らにとっての聖域。恋愛を描く上で、すごくいい装置になっていると思います」と太鼓判をいただいて嬉しかったです!!
海猫沢めろん先生の寄稿もおもしろいです。
雑誌全体として表現規制の話とかもたくさんあるので、読んでておもしろい一冊です。
あと「公安関係者緊急座談会 歪んだイスラム国報道」は「公安も大変だな…」という気持ちになりました。