以前のエントリでナンパについて「靴が汚い女はイケる」「カバンが大きい女は」「隙が多い女」「ちょっとダサい女」エトセトラエトセトラ、ナンパ師が声をかける基準について書いたりブコメで書かれたりしていますが、実際のところは「ナンパ師によって違う」というのが歴然たる事実です。
ナンパ師もいろいろなタイプがあり、ド即系(その日のうちにセックスできる相手)を探すタイプや好みの相手を探すタイプ、そこそこ好みでそこそこイケそうな相手を探すタイプ、高嶺の花を求めるタイプ、自己啓発の一環としてナンパをしているタイプ、男同士でワイワイやっているのが楽しくなっているタイプ、もはやなんのためにナンパをしているのかわからないタイプなど、本当にいろいろです。
当たり前ですが、彼らがナンパをする際の基準はそれぞれ違う。そしてそのタイプは、声をかけられた女性にはわからない。そういうのもあって、「○○だからナンパされるんだ」「○○を改善しなきゃ」と思うのは無意味です。
ちなみに、こういうことを書くと「避ける努力をしていない」と言われると思いますが、歩くルートを変えてみたり、時間帯を変えてみたりしました。
が、結局のところナンパ師は都会というくさむらの中にいるポケモンなので(我ながらうまいこと言ってしまった……)、どこでも遭遇することがわかりました。都会に出なきゃいいかというと、地元駅でも遭遇したので、これはもう諦めてネタにしてしまおう…というのが現状です。
(この予防線を引くのも面倒ですが、これは「どこにいってもナンパ師に遭遇してしまう私の魅力」自慢ではありません。それだけナンパ師がどこにでもいて、ランダムで声かけしてるということです。あと当たり前ですがナンパは毎日ではなく、2~3週間くらいのペースで遭遇します)
以前不倫vs忍者の戦いを繰り広げた経験のあるしげるさんがこのようなエントリを書いてました。
なるほど。確かに多くの人はナンパのこともナンパ師の生態も知らない。
ブコメなどで「ナンパを避ける努力をすればいいのでは」と言っていた方がいて、その方がナンパを避ける本質的な方法についてブログで書いていたのですが、
けっこうびっくりしてしまった。
目を合わせなくても50mくらい平行トークしてくるナンパ師はいますし、だいたいの人がこれくらいのことはやっている。「ええ?」と思ったけど、でも(本人も言っていたけど)だいたいの人のナンパに対する知識はそれくらいなのかもしれない。知らないことを責めるべきではありませんでした。すみません。
というわけで、知らなくてもいいナンパ師知識、というか私が読んで「マジかよ」と思ったナンパ師ブログを紹介します。紹介することで彼らの考え方や行動が広まるのはもしかしたらマイナス面のほうが大きいかもしれない。読んだ人がダークサイドに落ちないことを祈るのみです。
ここに書かれている情報はナンパ師バイアスがかかっている(無視された声かけは省略していることもあるし、相手の反応はあくまでもナンパ師目線によるもの)ので、「女は結局ナンパを喜んでるんじゃないか!」と早合点するのはやめてくださいね。
(あとこれは余談ですが、女もひとりひとり違う人間なので、中にはナンパに肯定的な女性もいます。私はそれには反対の立場ですが、その人を否定したくはありません)
昔からナンパをやっている人は引退するか情報商材系にいってあまり情報を公開しなくなるので、比較的新しい人たちを紹介します。
ヒデヨシさんのブログ。正直ナンパの話以外をしているときのエントリのほうが面白いですが、声掛けの仕方や、時間や場所を選ばない感じが伝わると思います。
高校生がナンパなんてしない方がいい3つの理由 - 俺の遺言を聴いてほしい
この辺には誠実さすら感じる。
ケーゴさんのブログ。ストリートでのナンパだけではなく、「シチュエーションナンパ」と称する、本屋やカフェで偶然の出会いを演出しながら声をかけるナンパをしています。
個人的にはこの手のナンパがいちばん迷惑で、どうしてかっていうと善意の一般人なのかナンパ師なのか区別ができないからです。
「姪に本を選んでるんだけど、何がおすすめ?」って聞いたりしてるんですけど、この言葉じたいを最初から邪険にするのはよくない気がする。まあ「店員さんに聞けばいいじゃないですか」で終わりなんだけど…。
道聞きルーティーンと一緒で、人の善意を利用した声掛けは本当にやめてほしいです。
美女をナンパすることに執念を燃やすブログ…といいつつ、幅広い女性をターゲットにしてナンパしています。余談ですが先日この人から「facebookで顔写真を公開することのリスク」についてつらつら書かれた1000字超のメールをもらいました。
信じた分の痛み -美女ゲットナンパ3.5人目- : 新宿ナンパ大戦争
このブログエントリが「ナンパした女の子が俺以外にも男を作っていてすごく心に傷を負った」みたいな話で、えっ……?となったのでおすすめです。
ナンパ師にはネクラ系とネアカ系がいるように思えますが、このブログの人は比較的ネアカ系。ナンパに対する後ろめたさがないぶん、ちょっと怖さを感じもします。
ナンパ師を目指す男にナンパ術を指南するエントリが多く、こうやってるんだという理解に役立つかも。あとそれについてるコメントを読むと「なるほど」となります。
もうナンパ師をやめているので取り上げるのもどうかと思うのですが、ナンパ師という存在や人格に興味をもったきっかけのブログなので触れておきたい。
村上春樹的なエモーショナルな表現で、ナンパに対して摩耗していくさまを書いてます。ノウハウ的な部分で「こういうことやってるんだ」と思うのと、「こんなこと考えていたらしんどいだろうな」と思うブログです。
こうやってざっくり5人あげても、目指すものやメンタリティ、やりかたや活動場所が全然違う……ということをわかってもらえたらありがたいです。
まあ、完全に知らなくていい知識なんですけど……。
そういえば、「ナンパはそれほど悪いものじゃないんじゃない?」という意見も見ました。街中での運命の出会いもありえるでしょう。でも、現状多くのナンパはその日限りのセックス(もしくはセフレ作り)を目的としていることが多く、その辺りは身を守る上でも認めがたい。
多くの恋人関係にセックスが重要なファクターなのは否定しませんが、100%それだけってことはありえないでしょう(ありえたとしたらその関係はしんどい)。いいナンパと悪いナンパを分けるのはナンセンスですが、あえて分けるとしたらそれはメンタリティによると思います。でもそれって傍から見ると判断できない。
即目的のナンパ師が減ればガチ恋目的のナンパも受け入れやすい世の中になるんじゃないですかね。ちょっと現状は難しそうだけど。