「ユリ熊嵐」ボンジュール鈴木インタビュー(『CDジャーナル』3月号)メモ
音楽総合情報誌『CDジャーナル』3月号の巻頭特集は「ユリ熊嵐」。OPを担当するボンジュール鈴木の(おそらく)メールインタビューが掲載されています。コーナー名は「ボンジュール鈴木との交信」。
特集自体は全部で5ページ。インタビューでは、
- 「あの森で待ってる」を手掛けることになった経緯
- 「あの森で待ってる」のイメージは?
- 幾原監督の作品になにか思い入れは?
- レコーディングの方法は?
- フランスに住んでいたときの生活は?
- お気に入りのミュージシャンや映画、小説は?
などいろいろ質問がされています。
一部コーナーには「ユリ熊嵐とは何か?」という成馬零一さんによるストーリー説明。この文章がすごく的確でよいです。
SF仕立ての学園モノでありながら時に童話仕立てで語られる『ユリ熊嵐』は、時系列も複雑で、メタファーにメタファーを重ねたような多層的な構成になっている。(中略)やがて、作品自体が巨大なパズルのように見えてくるのだ。
とはいえ、このパズルは必ずしも解く必要はない。
『ユリ熊嵐』は、VJのように、さまざまな要素を記号的に配置することで生まれる映像の快楽がとてつもなく高い。そのため、物語がわからなくても音楽を聴くように楽しめるのだ。(中略)これはきっと、記号性の高いアニメだからこそできる表現なんだろうと思う。
音楽情報誌に載るストーリー説明としても、作品解説としても完璧で、すごいな~と思って調べてみたら、幅広いジャンルで活躍されているライターさんでした。
しかしこの雑誌、インタビューがすごく多い。読んでいるとめっちゃ勉強になる。