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アオヤギさんたら読まずに食べた

インターネットで書いたことや考えたことなどをまとめます

万有引力「身毒丸」の稽古を見学してきました!

今週木曜から、万有引力の「身毒丸(しんとくまる)」再演が三軒茶屋で開幕します。
身毒丸とはなんぞや?という方はこちらのエントリをご覧いただきたく。
万有引力の制作さんからご案内をいただき、稽古のようすを見学できることになりました。以下、そのレポートです。

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(写真お借りしました!最高すぎる…)

もはや準備運動だけで演劇

まず「身訓」と呼ばれる準備運動(というにはめっちゃ高負荷!)を開始します。一般的な準備運動や柔軟を終わらせたあとに、筋トレを開始。ぐるりと円になってスクワットを始めます。
ひとりひとり「はい、123、223、323」と声をかけながら1周するまでスクワットを続けるというもので(この言い方で伝わるか???)つまり3回×人数をノンストップ。今回稽古に参加されてた万有引力のみなさんは30人超だったので、100回を休みなしで行っています。
しかも掛け声をしながらなので発声練習にもなっている……のか? 腹からの声で叫びや「喝!」みたいな掛け声が交わされます。
「身毒丸」共同演出の高田恵篤さんいわく、「腹筋や腕立ても時間があればやってますよー」とのことでした。
もはやこの身訓だけでお芝居のよう。
万有引力の舞台を見に行くと「人間の身体の可能性!!!!」と絶叫したくなるのですが(人間がぬるぬる動き、動物のように飛び跳ねて、ぴたっと止まる)、こういう基礎練があるからこそあれが可能になるのでしょうね。

「藁人形の呪い」稽古からして気持ちいい

身訓を終えると動きの確認。「身毒丸」は「見世物オペラ」と銘打たれているのですが、J・A・シーザーによるウルトラカッコイイ曲と歌詞に合わせてウルトラカッコイイ動きが繰り広げられて脳内物質がドバドバ出ます。その動きの確認です。

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音源で曲を流しつつ、黒子を含めた演者さんが動きを決めていく。これまでの練習で決めてきた動きに加え、時折アドリブや挑戦が入り、それに演出が「それでいきましょう」「今のはタイミングが悪い」とダメ出しをしていくような稽古でした。
曲に合わせるので、単なる移動や単なる動きではなく、リズム感がぴたーっと合わさる気持ちよさというのを追求されているよう。

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まず初めに合わせたのが釘打ちのシーン(「藁人形の呪い」)。高田さんから「さっき向きをきゅって入れ替えたよね、あれはよかった」「パターンを増やして」「そろってない!」「音に合わせて強弱つけて」と(1回全部やってから)指示があります。そのシーンで登場していない演者さんからの「卒塔婆の使い方をもっと研究・工夫して」といった指摘もあったり。
素人目から見ると「完全にカッコイイじゃん…」と思ってしまいたくなるのですが、万有引力のみなさんにはもっと高いものが見えているのだろう…。

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黒子の仕事

「身毒丸」は大がかりな場面転換や小道具などが多い舞台で、見ている側としては「い、いつのまに!?」「全部で何人いるの!?」とびっくりし通しなのですが、もちろん演じている方にはかなりシビアなタイミングが求められています。
稽古の最中も「これ誰が持ってくることにしようか」「自分空いてます」といった会話が繰り広げられていて、「こうしてあの舞台ができあがっているのか……」とシビれました。

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共同演出の高田さんからメッセージいただきました

「迫力ある舞台になると思います。多分これが最後の『身毒丸』になると思いますので、見逃さないようにお願いします」

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はい!!!!という気持ちです。
とにかく、早く本番が見たい気持ちでいっぱい。現在全席売り切れているようなのですが、立ち見引換券などは出ているもよう。ぜひ!!

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