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アオヤギさんたら読まずに食べた

インターネットで書いたことや考えたことなどをまとめます

「QJ」欅坂特集号(Vol.129)の武田砂鉄さん連載が面白かった

「QJ」VOL129、欅坂46特集号を読みました。満足度高かった。

 

クイック・ジャパン129

クイック・ジャパン129

 

 

メイン特集:欅坂46

メイン特集は表紙にもある通り欅坂46.アイドルグループは「顔と名前が一致しない…!」と悩む人も少なからずいると思いますが(私もわりと人の顔を認識するのが得意なわけではないのでもどかしく思うこと多し)、そういう時はこういう一冊があるととても助かるし面白さが広がるのでオススメです。メンバーのインタビューと写真が充実していて素晴らしい!

また、秋元康をはじめとして、「大人」にもインタビューをしているので、「商品」としての欅坂の側面も見れるのがいいですね。

 

気になったポイント

・べりか(渡辺梨加)の不思議な感じ(「徳山大五郎を誰が殺したか?」でもめっちゃ不思議なオーラ出てますよね。憑依型の能力者みがある)

・「学業はアイドルにどう役に立つ?」学業をがんばっている&大学に通っているメンバーの座談会。尾関梨香さんの〈国語とか超苦手なんですけど、数学と物理と科学は大好きで。でも、両親に「うちは文系の家庭だから絶対、授業についていけなくなる」とか言われて、大学は文系に進んだんですよね〉全然本筋とは関係ないがめちゃくちゃ気になる発言。

・秋元康インタビュー〈僕はアーティストではないんですよ。職業作詞家なんです。僕の言葉ではなくて、彼女達の言葉を書くのが仕事なんですよね。欅坂46のこの子たちがなにを歌ってどんな目をしてパフォーマンスしたら一番ぐっと来るかなって考えたとき、大人への反抗、ということだったと思います〉恐ろしいひとだ……。

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「アインシュタインよりディアナ・アグロン」も炎上してたけど、これは世の中の「なこみく・めるみおにはこれくらいのレベルの女の子でいてほしいな~」というニーズをくみ取っているんやな。あと久々に聞いたら曲がいい。

・カシワイさんのマンガ「運命と決めた」アイドルの衣装は戦闘服なんだよな、とてもよくわかる

 

その他特集&連載:武田砂鉄さんの連載がとてもよかった

武田砂鉄さんの連載「リツイートの現場」第6回、テーマは「女性誌の着回しコーディネート企画が野次られる」。女性誌の着回し企画のストーリーのおいおい具合はツッコミの対象になりますが、今回の連載ではその企画を分析しつつ、作り手である女性誌の編集者にインタビューをしていて、ものすごくボリュームがあってドキドキするコーナーでした。

匿名の編集者による分析がすごい。

〈今は、読者が本当にキラキラしていて、等身大の自分を信じています。(中略)雑誌が嗜好品になったことで、ルサンチマンを持つ人はもはや雑誌を買ってもくれません。褒められたい、っていう願望が渇望している人が買うのではなく、ある種、当たり前に褒められたい人たちが手に取るんです〉

キラキラしていてお金を使ってくれる、目に見える読者に対して、真剣に「彼女たちが求めているもの」をぶつけ続けるのは難しいですね。ついつい茶化したくなるけど、すごいことをやっているのであった。

 

紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

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砂鉄さんはネットで荒れたものとの距離の取り方がうまい。見習いたい。 

 

その他特集で気になったもの

佐藤流司さんめっちゃイケメンですね……。