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人生初の宝塚「るろうに剣心」がめっちゃおもしろかった

行ってきました!!雪組「るろうに剣心」。宝塚を観に行くのは人生初です。
もうね…めっちゃおもしろかったしめっちゃかっこよかった!!!それに尽きます。
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原作「るろうに剣心」といえばかなり世代ドンピシャでして、言ったらクラスメイトが箒で牙突とかやってたし、好きな男の子の口癖が「おろ?」だったりしたわけですよ。
そういう思い出深い作品ですが、宝塚版の「るろうに剣心」は「なるほどこういうアレンジをするのか!」という驚きでいっぱいでした。
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ビジュアルはもう完璧。剣心は剣心だし薫は薫だった…。原作の「東京編」をベースにしていて、おなじみのメンバーと斎藤一と蒼紫様、そして武田観柳が登場。
もうね!!!斎藤一のビジュアルが最高!!!恋に落ちかけた!!!!!(演じているのは彩風咲奈さん、死ぬほどイケメン、咥えているタバコになりたい)
内面は…というと、全体的にわりとキャラがシンプルになっていて、二枚目は二枚目、三枚目は三枚目と統一されているイメージがありました。特に観柳が顕著で、原作の残虐感が薄めになって、コミカルに通していたと思う。

では東京編のラスボスポジションはどうなったか…というと、宝塚版オリジナルキャラクターの加納惣三郎が見事な敵役になってました。
加納は太夫のあかねに惚れ込んでいた元新撰組の男。けれど、実はあかねは桂小五郎と愛し合っていた。桂のそばで剣を振るっていた剣心とも因縁ができる。女に裏切られ、新撰組からも追われる加納は、身分を変えて生き延びる……。
そして幕府が倒れて10年。まだ平和とは言えない明治の世で、因縁のふたりが再び出会う…みたいな愛と因縁のストーリーができていたわけです。
剣心と女性のエピソードといえばやはり巴が出てくるわけですが、宝塚版はそれを東京編に取り入れて、「るろうに剣心」東京編の物語を愛のお話にアレンジしていました。

昔の女性と幕末の過去を引きずる男たち!
そこに現れた清らかなヒロイン!
交流で動かされる心!
彼女をめぐる戦い!
魅力的な第三勢力の脇役!!!

なるほど、宝塚、こうなるのかー!!!と本当にめっちゃおもしろかったです。
あとみなさんマジで歌もダンスもすごくて感動した…こんなものを毎日見せてもらっていいのか???
特に加納役の望海風斗さんの歌がすばらしくて、加納が歌うたびに場面の華やかさがぐんと上がる感じがありました。クライマックスの加納と薫の歌対決みたいなのも迫力だった…!

あの空間そのものがきらきらしていて素晴らしかったです。
また見に行きます!!